「人にかまって欲しいくせに、1人になりたがるのはなぜですか?」
今日もお会いできて嬉しいです、てのひら導師です。
「人にかまってほしいのに、なぜか1人になりたくなることがある」
そんな気持ちに振り回されて、心が落ち着かないことはありませんか?
誰かと一緒にいると安心するのに、ふと1人になりたくなる瞬間がある。
でも、いざ1人になると寂しさがこみ上げてくる――。
この矛盾するような感情に、「私ってわがままなのかな?」と
自分を責めてしまうこともあるかもしれませんね。
でも、大丈夫です。
実はこの気持ち、とても自然なものなのです。
「つながり」と「自由」、どちらも大切なもの
人間は本能的に「つながり」を求める生き物です。
古来から、群れを作ることで生き延びてきた私たちは、
他者との関係の中で安心感を得るようにできています。
けれど、同時に「自分の時間」も必要です。
ずっと誰かと一緒にいると、気を遣ったり、刺激を受けすぎたりして、
心が疲れてしまうこともありますよね。
すると、バランスを取るために「1人になりたい」と思うのです。
これは決して矛盾ではなく、心の健全な働きなのです。
ただ、この「かまってほしいのに1人になりたい」という気持ちが強すぎると、
自分でもどうしていいかわからなくなってしまうことがあります。
それはもしかしたら、「過去の記憶」の影響かもしれません。
過去の記憶がつくる「心の投影」
たとえば、子どもの頃に「かまってほしい」と思っていたのに、
その気持ちを十分に満たされなかった経験があるとします。
すると、大人になっても「人にかまってほしい」という気持ちが強くなりがちです。
でも同時に、「どうせまた寂しい思いをするんだろうな」という不安が湧いてしまい、
人との距離を自分から取ってしまうこともあります。
これは、「過去の記憶」が今の感情に影響を与えている状態です。
この仕組みを知ることで、「私はわがままなんじゃなくて、心がバランスを取ろうとしているんだ」と
自分を責めずにいられるようになりますよ。
「つながる時間」と「1人の時間」を大切に
では、どうすればこの気持ちとうまく付き合っていけるのでしょうか?
それは、「どちらの時間も大切にする」と決めることです。
「人とつながる時間」では、安心感を味わい、心を満たす。
「1人の時間」では、心を落ち着け、リフレッシュする。
このバランスを意識すると、
「かまってほしいのに1人になりたい」という気持ちに振り回されることが減っていきます。
もし、「誰かと一緒にいると疲れてしまう」と感じるなら、
無理に会話を続けず、「ただ同じ空間にいるだけの時間」を増やしてみるのもおすすめです。
逆に、「1人になると寂しくて不安」というときは、
少しずつ人と関わる機会を作り、安心感を積み重ねていくとよいでしょう。
どちらの時間も、自分にとって必要なものなのだと認めること。
それが、心の葛藤を和らげる第一歩になります。
それでは、今日もあなたに幸運が宿りますように。またお会いしましょう。
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